個別指導Palette(パレット)のいろいろブログ

個別指導Palette(パレット)の塾長のブログです。 みんな色々なカタチがあって良い・・・という思いから開いた塾です。 子どもが大好きな塾長から見た、子どもたちや日々の色々をお伝えしていきます。

個別指導Paletteのいろいろブログへようこそ♪

こんにちは。

個別指導Palette  http://palette-juku.com/

塾長の佐藤真由美です。


今日は、昨日の広島平和記念公園でのバラク・オバマ大統領の演説についてです。

「現職のアメリカ合衆国の大統領が広島を訪れる」

こんな歴史的な場面はぜひこの目で見たいと思い、webのライブ配信で見ていました。


内容についての賛否は控えます。

率直に、歴史的な瞬間だったと感動しました。

戦争の悲惨さを直視し、振り返り、今すぐにとはいかないけれども核廃絶に向けて歩んでいきたい、

そのような思いが伝わってきました。


演説の原稿はスピーチライターが作成しているので、

全てが全てオバマ大統領の言葉ではないと思いますが、

「We can learn. We can choose. We can tell・・・」というところは、

いかにもオバマ大統領らしいフレーズでした。


この歴史的な演説、どうしても子どもたちにも知ってほしいと思い課題を作成しました。

この時代に生きているのだから、冒頭の

「Seventy-one years ago, on a blight cloudless morning,・・・」

のフレーズぐらいは知っていてほしい、

そして、戦争の悲惨さを少しでも感じてほしいと思っています。


Obama' Speech



私は小学生の頃から歴史の勉強が好きでした。

高校生の頃は、手前味噌ですが学年でトップをとるほど日本史の勉強に没頭しました。

大学は日本史学科に進学するかと考えたぐらいです。

特に明治以降の政治や外交、戦争の背景や影響についてはテスト前以外でもよく勉強していました。


生徒たちにも、よく歴史の勉強を教えます。

教えたいことがありすぎて、コンパクトにまとめるのが大変です


戦争の頃の指導をするときに、必ず生徒に話すことがあります。


「戦争が悲惨だ、悪いことだと世界中の誰もがわかっていることなのに、

 なぜ戦争はなくならないのだろうか。なぜ核兵器はなくならないのだろうか。」


ということです。


その答えの1つは、昨日のオバマ大統領の演説の中にヒントがあると思います。

スピーチ原文はわかりやすい英語なので、ぜひ原文で読んでいただきたいと思います。

https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=170323


こんにちは。

個別指導Palette 塾長の佐藤真由美です。


さて、今日は百人一首の日です。

実は、今朝初めて知りました。

「1235年に藤原定家が小倉百人一首を完成させた」

のが5月27日だそうです。


百人一首




中間テストに百人一首が出るという学校があって、

昨日もテストがある生徒に口頭で確認テストをしていました。

私が上の句の初めの5文字を言って、

生徒がその後の句と作者を答えるというものでした。



佐藤 「あしびきの~」

生徒 「山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかもねん」

佐藤 「作者は?」

生徒 「えーっと、えーっと、待ってね、んーーー・・・」

佐藤 「ぶー!時間切れ!明日テストなんだからパッと言えるよう練習!」



といった具合にスパルタです

このようなやりとりをしていたので、今日が百人一首の日と知ってなんだか嬉しくなりました。

学校側は今日が百人一首の日だからと、今日を百人一首のテストにしたのでしょうか。



百人一首は見たまま、感じたままの風景や心情を言葉に表すものです。

現代だと、語数が限られているtwitterのようなものでしょうか。


掛詞や枕詞なども用いて、短い語にいかに思いを込めるか、

当時の人々の歌を詠んでいる様子を思い浮かべると、なんとも風情がありますね。

学生の頃、「枕詞には隠された暗号がある」という内容の本を読んだことがあり、

そのミステリアスな内容にぐんぐん引き込まれました。

あまり興味のなかった和歌に対する見方が変わったことを覚えています。



「言葉に思いを込める」


今一度振り返ってみませんか。

現代は通信技術が発達し、簡単に、短時間に、世界中の人と

コミュニケーションをとることができるようになりました。

それ自体はとても良いことだと思っています。

しかし、失われていくものもあると思っています。


「今から帰る」   「了解」

「今どこ?」   「駅着いた」  「駅のどこ?」  「改札」

親子でこのようなLINEをしていませんか?


「疲れた」  「眠い」  「暑い」

「今日の数学だるかった」  「そうだね」

「明日の持ち物なんだっけ?」  「英語のワーク」

友達同士でこのようなLINEをしていませんか?



塾の仕事をしていて感じることは、

「文章を書くのが苦手な子ども」 「語彙が少ない子ども」

が多いということです。


感動しても怒っても、どんなときでも使える  「やばい」

「やばい」だけで会話が成り立つことが、もはや 「やばい」です。


ですから皆さん、

日本語力を鍛えましょう!!



本を読む、新聞を読む、上手な文章を書き写すなど対策はたくさんありますが、

まずは主語述語のあるしっかりとした会話を心がけてみましょう。

会話の中に、慣用句やことわざを盛り込んでみましょう。

LINEだけではなく、時には置手紙なども活用してみましょう。


きっと、これまで以上に伝わるものがあると思います