ご覧いただきありがとうございます。
個別指導Palette (ホームページはこちら)
塾長の佐藤真由美です。
先日「小学英語に関するセミナー」に行ってきました。
たくさんの衝撃を受けました。
ぜひお読みください。
突然ですが、質問です。
☆これらの日本語、英語で言えますか?
①フライドポテト
②図画工作
③獣医
④観覧車
★これらの英単語、何だかわかりますか?
①parfait
②goat
③vulture
④nest
正解は最後に発表します。
ほんの一部ですが、
これらは4月から小学生が外国語の時間に学ぶ英単語です。
ご存知の方も多いと思いますが、
この4月から小学校で本格的に外国語(英語)の授業が始まります。
今までも小学校で英語を学習していましたが、
教科としての学習は初めてになります。
教科になると何が変わるのか、それは以下の2点です。
「学習目標が設定されること」
「成績(評価)をつけること」
学習目標は5つの領域において、
小学校・中学校・高校の段階を踏んで設定されています。
5つの領域とは以下の通りです。
「聞くこと」
「話すこと(やり取り・発表)」←これで2領域
「書くこと」
「読むこと」
小学3・4年生は活動型の授業で、週1コマ程度です。
<「聞くこと」「話すこと(やり取り・発表)」を中心に
外国語に慣れ親しませ、学習への動機付けを高める>
ことが目標です。
小学5・6年生は教科型の授業で、週2コマ程度です。
<段階的に「読むこと」「書くこと」を加える>
ことが目標です。
現在小学校では英語の学習時間が年間35コマあります。
2018年度と2019年度の2年間は移行措置期間として
最低でもプラス15コマ分の時間を
各学校で加えることになりました。
今でもいっぱいいっぱいの授業数、
どこに英語の授業を組み込むかというと・・・
「朝の会や昼食の後の15分程度の時間」
を使っても良いことになりました。
総合の時間を削ることを検討する学校もあるようです。
多くの子どもたちは総合の授業が大好きなのですが、
そうせざるを得ない状況になってきました。
現在、小学校では『 Hi,friends! 』(文科省発行)
という任意の教材を使用していますが、
4月から始まる移行措置期間用に新たに
『 We Can! 』(文科省発行)という教材を作りました。
この『 We Can! 』は全国共通の必須教材で、
『 Hi,friends! 』は併用しても良いという位置付けになりました。
ちなみに横浜市は現在独自の英語冊子を使用していて、
4月からはこの独自の冊子と『 We Can! 』『 Hi,friends! 』の
3冊を全て使用するそうです。
全国的に見てみると、
『 Hi,friends! 』をベースに『 We Can! 』を併用する
という進め方をする自治体が多いそうなので、
横浜市はかなり異例だそうです。
問題はそのページ数です。
『 Hi,friends! 』 + 『 We Can! 』= 約200ページ
横浜市の小学生は・・・
年間約50コマで200ページ超!!
1つ目の衝撃でした。
次です。
小学校・中学校・高校で学習する単語数も新たに設定されました。
小学校では600語~700語です。
具体的には、こんな感じです。
↓

中1で習った!!!
そんな単語が目白押しです。
また、単語だけではなく連語や熟語もたくさんあります。
「小学生のうちにこんなに英単語を覚えるの・・・?」
そう感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし!!それが違うのです。
実はこれらの英単語や連語、熟語は
小学生のうちは書けなくても良いのです。
「書き写せる」ことができれば良いのです。
要するに、「触れておく」ということです。
「なんだ~良かった!安心安心!」
ところがそう思うのは危険です。
小学校で600~700語の英単語に
「触れておく」と先ほど書きましたが、
中学校では1600~1800語の英単語を
「読める」「書ける」「意味がわかる」ようにするのです。
しかし、この1600~1800語の中に
小学校で触れた600~700語は含まれません。
ということは、中学校では・・・
実質2200~2300語を習得することになります!
そして、この2200~2300語の英単語が高校入試に出てくるのです。
600~700語、いつ覚えるの!?
2つ目の衝撃でした。
次です。
先ほど触れた『 We Can! 』という教材を作るにあたり
文科省が細心の注意を払ったのは
「英語嫌いを作らないカリキュラム配慮」
だそうです。
とても良い着眼点だと思いました。
しかし、事は私の予想をはるかに上回りました。
つまずくことが多い3単現のs、
教材では扱わない!!!
少し語弊があるので補足しますが、
「be動詞、一般動詞の扱いでは3人称の単複を扱わない」
ということです。
しかし、会話では自分や相手のことだけではなく、
お友達やお友達の家族(彼や彼女にあたる人)
の話も当然出てきます。
でも3単現のsは使いたくない・・・
そこで!!
「he や she の後には can や would like to をつけよう!」
となりました。
確かにそれらの語をつければその直後の動詞は原形です。
主語が何人称であろうと。
そうですか・・・。ですよね・・・。
と微妙な気分のまま、教材の説明を聞きました。
導入部分のページに数名の著名人の顔写真があり、
各著名人についての映像を見ます。
以下はそのスクリプトの一部です。
「Dr. Yamanaka Shinya is a professor at Kyoto University.
He recieved Novel Prize. He studies iPS cells.」
ちょっと待ったー!!!
「He studies~」って、
3人称のs使っている!!
そうなのです。
「教材には載せないけれど映像には普通に出てくる」
という、とてつもないからくりがありました。
ちなみにこれは5年生用の『 We Can! 』の話です。
3つ目の衝撃でした。
お腹いっぱいになりました。
他にもたくさんあったのですが、
今日はここまでにしておきます。
他の衝撃的な内容を知りたいという方、
ぜひお電話やメールをください。
個別指導Palette
電話:045-548-9667
メール:palette@sage.ocn.ne.jp
学習指導要領の改訂、小学英語導入や大学入試改革など、
教育に関することはどんどん変化していきます。
改めて、塾はタイムリーな環境でなくてはならないと思いました。
アンテナを張って情報を集め、必要なことを適宜準備して
生徒さんたちの学力アップや成績アップ、第一志望校合格など
それぞれの目標を達成するべくバックアップしていかなければ。
生徒さんたちと共に努力していきます。
さて、単語の正解発表です。
☆これらの日本語、英語で言えますか?
①フライドポテト→French fries
②図画工作→arts and crafts
③獣医→vet
④観覧車→Ferris wheel
★これらの英単語、何だかわかりますか?
①parfait→パフェ
②goat→ヤギ
③vulture→ハゲワシ
④nest→巣
これらの単語がどのようなシチュエーションで登場するのか、
『 We Can! 』が楽しみです♪
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塾長の佐藤真由美です。
先日「小学英語に関するセミナー」に行ってきました。
たくさんの衝撃を受けました。
ぜひお読みください。
突然ですが、質問です。
☆これらの日本語、英語で言えますか?
①フライドポテト
②図画工作
③獣医
④観覧車
★これらの英単語、何だかわかりますか?
①parfait
②goat
③vulture
④nest
正解は最後に発表します。
ほんの一部ですが、
これらは4月から小学生が外国語の時間に学ぶ英単語です。
ご存知の方も多いと思いますが、
この4月から小学校で本格的に外国語(英語)の授業が始まります。
今までも小学校で英語を学習していましたが、
教科としての学習は初めてになります。
教科になると何が変わるのか、それは以下の2点です。
「学習目標が設定されること」
「成績(評価)をつけること」
学習目標は5つの領域において、
小学校・中学校・高校の段階を踏んで設定されています。
5つの領域とは以下の通りです。
「聞くこと」
「話すこと(やり取り・発表)」←これで2領域
「書くこと」
「読むこと」
小学3・4年生は活動型の授業で、週1コマ程度です。
<「聞くこと」「話すこと(やり取り・発表)」を中心に
外国語に慣れ親しませ、学習への動機付けを高める>
ことが目標です。
小学5・6年生は教科型の授業で、週2コマ程度です。
<段階的に「読むこと」「書くこと」を加える>
ことが目標です。
現在小学校では英語の学習時間が年間35コマあります。
2018年度と2019年度の2年間は移行措置期間として
最低でもプラス15コマ分の時間を
各学校で加えることになりました。
今でもいっぱいいっぱいの授業数、
どこに英語の授業を組み込むかというと・・・
「朝の会や昼食の後の15分程度の時間」
を使っても良いことになりました。
総合の時間を削ることを検討する学校もあるようです。
多くの子どもたちは総合の授業が大好きなのですが、
そうせざるを得ない状況になってきました。
現在、小学校では『 Hi,friends! 』(文科省発行)
という任意の教材を使用していますが、
4月から始まる移行措置期間用に新たに
『 We Can! 』(文科省発行)という教材を作りました。
この『 We Can! 』は全国共通の必須教材で、
『 Hi,friends! 』は併用しても良いという位置付けになりました。
ちなみに横浜市は現在独自の英語冊子を使用していて、
4月からはこの独自の冊子と『 We Can! 』『 Hi,friends! 』の
3冊を全て使用するそうです。
全国的に見てみると、
『 Hi,friends! 』をベースに『 We Can! 』を併用する
という進め方をする自治体が多いそうなので、
横浜市はかなり異例だそうです。
問題はそのページ数です。
『 Hi,friends! 』 + 『 We Can! 』= 約200ページ
横浜市の小学生は・・・
年間約50コマで200ページ超!!
1つ目の衝撃でした。
次です。
小学校・中学校・高校で学習する単語数も新たに設定されました。
小学校では600語~700語です。
具体的には、こんな感じです。
↓

中1で習った!!!
そんな単語が目白押しです。
また、単語だけではなく連語や熟語もたくさんあります。
「小学生のうちにこんなに英単語を覚えるの・・・?」
そう感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし!!それが違うのです。
実はこれらの英単語や連語、熟語は
小学生のうちは書けなくても良いのです。
「書き写せる」ことができれば良いのです。
要するに、「触れておく」ということです。
「なんだ~良かった!安心安心!」
ところがそう思うのは危険です。
小学校で600~700語の英単語に
「触れておく」と先ほど書きましたが、
中学校では1600~1800語の英単語を
「読める」「書ける」「意味がわかる」ようにするのです。
しかし、この1600~1800語の中に
小学校で触れた600~700語は含まれません。
ということは、中学校では・・・
実質2200~2300語を習得することになります!
そして、この2200~2300語の英単語が高校入試に出てくるのです。
600~700語、いつ覚えるの!?
2つ目の衝撃でした。
次です。
先ほど触れた『 We Can! 』という教材を作るにあたり
文科省が細心の注意を払ったのは
「英語嫌いを作らないカリキュラム配慮」
だそうです。
とても良い着眼点だと思いました。
しかし、事は私の予想をはるかに上回りました。
つまずくことが多い3単現のs、
教材では扱わない!!!
少し語弊があるので補足しますが、
「be動詞、一般動詞の扱いでは3人称の単複を扱わない」
ということです。
しかし、会話では自分や相手のことだけではなく、
お友達やお友達の家族(彼や彼女にあたる人)
の話も当然出てきます。
でも3単現のsは使いたくない・・・
そこで!!
「he や she の後には can や would like to をつけよう!」
となりました。
確かにそれらの語をつければその直後の動詞は原形です。
主語が何人称であろうと。
そうですか・・・。ですよね・・・。
と微妙な気分のまま、教材の説明を聞きました。
導入部分のページに数名の著名人の顔写真があり、
各著名人についての映像を見ます。
以下はそのスクリプトの一部です。
「Dr. Yamanaka Shinya is a professor at Kyoto University.
He recieved Novel Prize. He studies iPS cells.」
ちょっと待ったー!!!
「He studies~」って、
3人称のs使っている!!
そうなのです。
「教材には載せないけれど映像には普通に出てくる」
という、とてつもないからくりがありました。
ちなみにこれは5年生用の『 We Can! 』の話です。
3つ目の衝撃でした。
お腹いっぱいになりました。
他にもたくさんあったのですが、
今日はここまでにしておきます。
他の衝撃的な内容を知りたいという方、
ぜひお電話やメールをください。
個別指導Palette
電話:045-548-9667
メール:palette@sage.ocn.ne.jp
学習指導要領の改訂、小学英語導入や大学入試改革など、
教育に関することはどんどん変化していきます。
改めて、塾はタイムリーな環境でなくてはならないと思いました。
アンテナを張って情報を集め、必要なことを適宜準備して
生徒さんたちの学力アップや成績アップ、第一志望校合格など
それぞれの目標を達成するべくバックアップしていかなければ。
生徒さんたちと共に努力していきます。
さて、単語の正解発表です。
☆これらの日本語、英語で言えますか?
①フライドポテト→French fries
②図画工作→arts and crafts
③獣医→vet
④観覧車→Ferris wheel
★これらの英単語、何だかわかりますか?
①parfait→パフェ
②goat→ヤギ
③vulture→ハゲワシ
④nest→巣
これらの単語がどのようなシチュエーションで登場するのか、
『 We Can! 』が楽しみです♪