こんばんは。 個別指導Palette 塾長の佐藤真由美です。
今日・明日で横浜市の小学校で卒業式が行われます。
小学生はカラフルなランドセルも卒業し、4月からは制服に身を包みます。
はい、そうです。まさに目に見える子どもの成長です。
この制服姿を見るのが、毎年の楽しみでもあります。
すぐに制服や学校指定のジャージ姿を披露してくれる子、
なかなか制服姿を見せてくれない子、
本当にいろいろです。
6年という長い時間通った小学校。
子どもたちはきっとたくさんの思い出ができたはずです。
楽しいことも、苦しいこともあったでしょう。
一つ一つのことがみんなを成長させてくれたはず!
もっともっと大きくなれ!
卒業おめでとう
さて、ここからは教科書改訂について触れていきます。
2016年4月から、公立中学校で使う教科書が新しくなります。
横浜市の公立中学校で使う教科書は、教科書会社が今年度までとほとんど変わりません。
内容も大きな変化はありませんが、「活用」「アクティブラーニング」のページが充実し、
全教科ボリュームアップします。
ここからは改訂のポイントをおさえていこうと思います。
ポイントは
①ボリューム
②アクティブラーニング
③シームレス
④大学入試改革
の4つです。
とても長くなってしまうので、2回に分けてお伝えします。
本日は①ボリュームと②アクティブラーニングです。
それではまず①ボリュームです。
全教科・全社平均で最小規模だった2002年度版(ゆとり教育の初年度)と比べて6割増しです。
どの教科書も、アクティブラーニングを促す内容のページを各教科増やしています。
「教科書のページが増える=学習内容が増える」
これは誰もが容易に想像できることですね。
しかし問題は、学校の授業時間はそんなに増えていないということです。
教科書は6割増しなのに、公立の学校は週休2日のままです。
どういうことが起こり得るか想像してみてください。
・学校の先生方による指導に差が出る
・時間がないからこの内容は飛ばそう、とクラス間や学校間で差がでる
・なんとか計画通りに進めようと、子どもの理解度よりも授業の進み具合を重視する
・学校の先生方の負担が増え、生活指導が行き届かないことがある
などなど。
ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、
これらは今でも実際に起こっていて、
私が塾業界で働いてきた10年間でひしひしと感じてきたことです。
学校の先生方は朝早くから夜遅くまで、まさに身を粉にして働いていらっしゃいます。
本当はもっと、一人ひとりが理解するまで教えてあげたいはずです。
なかなか思うようにいかないようですね。
学校の勉強についていけない子、
学校の勉強が簡単すぎて授業が退屈な子、
学校の提出物に追われてなかなか自分の勉強ができない子、
もう何をしたら良いかわからなくなっている子、
どんな子でも、パレットに来れば少しは道が開けます。
お困りのことがあれば、ぜひご相談ください
長くなりましたが、次に②アクティブラーニングです。
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何それ?とはてなが頭上をくるくるしている方もいるかもしれません。
アクティブラーニングとは、
「思考を活性化させる学習形態」
「自ら課題を見つけその解決を図ること」
のことです。
要するに、
ディスカッションや発表の場を設けて情報をわかりやすくまとめ、理解を深めるということです。
前述しましたが、どの教科もこのアクティブラーニングのページが増えています。
英語では、とにかく4技能(話す、書く、聞く、読む)をまんべんなく強化することが目的です。
大学入試でも、この4技能を測る「TEAP」を利用した入試が増えています。
今年の神奈川県公立高校入試の英語の試験は、100点満点で
リスニング問題(聞く)が18点、
英作文問題(書く)が16点、
長文読解問題(読む)が40点、
文法を問う問題はもはや3割弱しか出題されません。
しかも、神奈川県公立高校入試の英語の長文問題は、
単語量の多さが全国でもトップクラスなのです。
さらに大阪府立の高校入試では、来年から「話す」技能も測ることが発表されています。
状況を見てということにはなりますが、この傾向は首都圏から全国へ広がるというのが
おおよその見方です。
神奈川県の入試に取り入れられるのも、そう遠くないかもしれません。
数学、国語、理科、社会においても、アクティブラーニングを促すページが増えているということは、
入試にも反映されるようになるということです。
「考える力」=「問題解決能力」「情報処理能力」
入試問題からうかがえるキーワードです。
次回は③シームレス、④大学入試改革を踏まえて教科書改訂に触れていきます。
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