こんばんは。

個別指導Palette   http://palette-juku.com/

塾長の佐藤真由美です。


世の中3連休。

クリスマス一色ですね


そんな中、パレットは昨日も今日も冬期講習で

生徒たちが一生懸命勉強しに来ています。


「受験生にはクリスマスも正月もないんだよ

と、昔はよく言ったものです。

受験生諸君、安心してください。

パレットは明日12月25日と

正月三が日はお休みです。

たっぷり課題は出しますけれど



受験生は、日々迫ってくる本番に向けて

精神的に辛くなってくる時期です。

今日も過去問題演習をやっている受験生が

「もう無理。できないよ~。」

と机に突っ伏して弱音を吐いていました。


その生徒には、いつもなら一言ビシッと言って

また勉強に集中させるのですが、

今日の様子はいつもと違ったので、

話を聞くことにしました。


生徒 「過去問やっていても、全然できないよ。」

塾長 「1周目で8割以上できる人なんてほとんどいないよ。」

生徒 「でも全く点数が取れない。受からないよ。」

塾長 「それならその学校を受けるのやめる?」

生徒 「いや、受けるけど・・・」

塾長 「負け戦なんかやらせないよ。しっかりやりなさい。」


と、まあ初めはこんな感じでした。

このようなやりとりはいつものことで、

「できないよ」

「受験やめる?」

「いや、やめないけど」

もう無限ループです。



今日がいつもと違ったのは、

世の中がクリスマス一色という雰囲気もあると思いますが、

おそらく周りの友達などの影響もあるのかなと思います。


公立の学校は昨日から冬休みで、

中には推薦などで進学先がほぼ決まっている子もいます。

進学が決まれば冬休みは好きなことができるので、

冬休みの予定の話などで盛り上がっている子もいるでしょう。

そういう子たちを横目に、自分は勉強か・・・

となる気持ちもよくわかります。

そこも乗り越えてこその受験なのですが、

今すぐにそれを理解させるのは酷なことです。



今日はいつものループの他にも話したいことがあったようです。

生徒 「あの学校なら今の成績で受かるんだよね?」

塾長 「受かるよ。そっちにする?」

生徒 「いや・・・」

塾長 「推薦はもう間に合わないけどね。一般入試なら間に合うよ?」

生徒 「いや・・・」


私は受験校をいくつか提案することはあっても、

受験校を最終的に決めることはほとんどありません。

今、この生徒が受験する学校を変えると言うなら当然応援します。

でも、この生徒はやっぱり今頑張って勉強している学校に行きたいのだと思います。

少しだけ、現実逃避したいのかもしれませんね。

目標が高い分、毎日毎日勉強漬けで辛いのもわかります。

今日だけは時間をとって話をしました。


生徒 「就職活動って何するの?」

塾長 「エントリーシート出して、選んでもらえたら面接だよ。」

生徒 「面接だけ!?」

塾長 「何回かあると思うけどね。」

生徒 「大企業に就職したほうがいいの?」

塾長 「大企業が良いかどうかは一概には言えないよ。」

生徒 「大企業に就職するのって大変?」

塾長 「単純に受ける人数が多くて倍率が高いという意味では大変だね。」

生徒 「大企業ってどこ?どこが一番給料高いの?」

塾長 「給料はわからないけど、電気メーカーなら〇〇、車なら〇〇、広告代理店なら〇〇・・・」

生徒 「どこもわからない(笑)」



ここでやっと笑顔になったので勉強に戻りました。

受験も就職も、いろいろなことが不安なのだなと感じました。



慰めの言葉を言うのは簡単ですが、

話を聞いてあげることの方が大切かなと思います。

プライドもあるでしょうから、ご家族にはなかなか言えないこともあると思います。

そんなとき、愚痴をこぼしてくれるなら拾ってあげるのも私の役目です。

ありがたい役目です

このような役目も含めて、受験指導を全うして、

全員笑顔で来春を迎えたいと思います